年末年始のスイーツ

日本の一般的なクリスマスケーキといえば、デコレーション・ケーキ。
美味しいケーキ屋さんに予約して買ったり、お母さんが手作りしたり。

イタリアのクリスマスケーキはというと、イタリア全土で親しまれているものであげれば、
ずばりこの2つ。

イタリア2大クリスマス菓子

①パネットーネ

ミラノ発祥のパネットーネ
ドライフルーツの入った高さ15cmほどのキノコのような菓子パン。
大手パネットーネ製造企業は、各自秘伝のパネットーネ酵母を使用しているのが特徴。
また、酵母の国外持ち出しを固く拒否し続けているため、
国外でのパネットーネ大量生産は難しい。

②パンドーロ

ロミオとジュリエットの舞台、ベローナ発祥のお菓子。
一見、プリン型のドライフルーツなしパネットーネの様だが、
バターたっぷりの生地はブリオシュに似ている。
食べる直前もしくは数時間前に、粉砂糖をまぶして食べる。
この2つは、イタリア人であれば必ず食べる年末年始のお菓子。

日本でも、デパートや輸入食品店でパネットーネを見かけたことがありますが、
パンドーロを見たことはありません。

東京に住む友人も、どこを探してもパンドーロが食べたいのに売っていない!とボヤいていました。
誰か、見たことありませんかー?

イタリアではどっちが人気?

断然パンドーロです!

イタリア人に「パネットーネとパンドーロ、どっちが好き?」と訊ねれば、
10人中8人は「パンドーロ」と答えます。

確かにパンドーロは万人受けする味。
キャラメル風味のふわふわパンケーキ。
嫌いな人は少ないでしょう。

一方、あまり好かれていないパネット-ネはというと、
好きどころかむしろ嫌われてる。
まず、子供が嫌がります。
理由は、「中に入っているドライフルーツが臭い~。」

製造元もパネットーネを売るべく、「干しぶどうだけが入ったパネットーネ」やら、「ドライフルーツの代わりにチョコレートを入れたパネットーネ」やらを売り出してはいるのですが、
やはりパネットーネ生地自体に何か独特な臭いがあるらしく、
人気は今ひとつ…。

パネットーネってだれが食べているんだろう?
年配の方達かしら?
って、うちのお姑さんたちもパネットーネ嫌いだしなぁ。
不思議なことに、毎年たくさん売り出されるのよね。

我家では

全員アンチ・パネットーネ派!
っと言うのは大げさかな(笑)。

パネットーネを食べられないわけではありませんが、パンドーロを選んでしまうのですねぇ。
皆、喜んで食べますからねぇ。

 

パンドーロは、開封してから粉砂糖をふる♪
生地はブリオシュのようで軽い。
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これは、「カプチーノ」という名のお菓子。
パンドーロ生地の中に、コーヒークリームが入っています。
パンドーロ同様、開封してからココアをふりかけます。
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わたくし、
ココアをふりかけすぎて、食べる時にむせてしまいました…。

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