Archive for 9月, 2007
トルタ・フリッタ Torta fritta
日曜日、バルサミコ酢で有名なモデナへ行った帰り、高速道が渋滞しているということだったので、ヴィア・エミリアというローマ人が作った古くからある国道を使って家路へと向かったのですが。途中パルマ辺 りから、レストランの特製料理としてTorta fritta-直訳すると「揚げたケーキ」と書かれた看板が目立ちだし、旦那に「何それ?」と聞いたところ、旦那も「知らない・・・」。ということだった ので「じゃ、今日はそのトルタ・フリッタというものをぜひ食べてみよう!」ということになりました。
私たちが立ち寄ったのはフィデンツァにあるIL CASALEというレストラン・ピッツェリア。農家を改造して作った田舎風の広々としたレストラン。外には幼児用の遊具もあり、ちゃんとべビーチェアもありと良い雰囲気でした。
さて、トルタ・フリッタですが、私たちの予想「揚げたケーキ?甘い丸いケーキを揚げちゃったわけ???」はまったくのハズレ。実は、甘くない、しかも形は ケーキというよりも、大きなラビオリ。ピッツァの生地で作った大きなラビオリを揚げたようなものだったのです。パルマの生ハム・サラミなどと一緒に前菜に いただきましたが、これがなかなか旨かったです!山盛りで運ばれてくるのですが、中が空洞になっているので案外軽く食べてしまいました。私たちが食べたも のは四角い形をしていましたが、形は作る人に寄り蹴りらしいので、用は薄いピッツァ生地を2層にして揚げたものなのでしょう。シンプルながらも、ハムの味 を引き立てて美味しかったです。
スフォリアテッラ Sfogliatella
イタリア語で"ひだを何枚も重ねた"という意味のスフォリアテッラ は、ナポリ地方の名物の焼き菓子です。
貝殻のような形をしたスフォリアテッラは、外はひだが何層もあるパイ状の生地の中に、リコッタやオレンジピールを混ぜた詰め物を入れ、、オーブンで焼き上げたもの。皮の部分がかなり硬めの焼き上がりとなるのが特徴です。本場ナポリのスフォリアテッラは、手のひらいっぱいに乗る大きさで、中身も皮もどっしりしているため、一個でかなりお腹がいっぱいになりますが、ナポリ以外の地ではプチケーキ感覚の小粒なものが多いです。
もとをたどると、アマルフィが発祥地らしいです。
べビー用ビスケット
先月日本へ里帰りした時、娘の離乳食&べビー用品物色しながら「日本のべビー用おやつは色々いろいろあって充実しているなぁ」と思いました。イタリアではですね、赤ちゃん用ビスケットといったら一種類です。作っている会社が違っても、違いはビスケットの上に刻印されている会社名が違うのと甘さややわらかさが微妙に違うくらい。どこの製品もほぼ同じ形(長さ10cm幅2.5cm位の楕円形)です。とにかく、日本のようにほうれん草の入ったソフトせんべいとかカボチャのタマゴボーロとかいろいろあるのではなく、せいぜいプレーンもしくは五穀物粉使用の2種類。形からして、赤ちゃん用ビスケットといったらあれ!と誰もがわかるものなのです。イタリアべビーフード界のトップメーカー"プラズモン"では、最近ココア味とバニラ味を出したようですが、ココア味に関しては多分12ヶ月ぐらいから食べられるものだと思います(ラツィオ州のラティーナの工場でビスケットを作っています。←知人がそこで働いているもので。。。)。食べていい月齢として大抵のビスケットには"4ヶ月から"表示されているのですが、歯がないうちはミルクに溶かして哺乳瓶で飲ませるのが一般的なようです。うちのちびは、完全に母乳オンリーなため、哺乳瓶も中身が母乳じゃなければ吸い付いてくれないため、このミルクビスケットは与えたことがありませんが、イタリアではとても一般的なビスケットの食べさせかた。それように粉状になったビスケットも売っているほどです。
パン・デイ・モルティ Pan dei morti
日本で言うお盆菓子の”パン・デイ・モルティ(死者のパン)”。キリスト教でいうお盆はハロウィーンの時期ですので、このパンは10月の最後から11月の頭にかけて食べるものです。随分古くから伝わるものらしく、特にトスカーナ地方で作られていたそうです。わらじの様な形の灰色~茶色の生地の中に、レーズン、松の実、ア-モンド、シナモンが入っている、非常-ーーーーーに地味なルックスなのですが、これがとっても美味しいのです♪牛乳に良く合います。時期ものなので、自分で作らない限り、お店にはハロウィーン時期にしか売っていません。しかもクリスマスやイースターのお菓子と違ってひっそり出ているため、イタリア人でもその存在を知らない人が結構います。そんなわけで、外国人の私が「パン・デイ・モルティっておいしいよね-♪」とか言うと、随分マニアだねと言われてしまうのです・・・。